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疲れて元気が出ないとき。「薬膳」では黄色の食材をオススメします。

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漢方薬膳について12年以上の実績とアドバイスを積んできました。 一般社団法人 日本漢方養生学協会認定 漢方カウンセラー&養生薬膳アドバイザー。 「薬になるご飯(薬膳)」で笑顔で健やかに過ごせるように。
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漢方薬膳では元気が出ない、疲れやすい時は「脾(胃)」が弱っているから元気の「気」、やる気の「気」が出ないと考えます。その脾(胃)を元気にしてくれる食べ物は黄色い食べ物になります。

 

脾(胃)は私たちが食べたり飲んだりしたものを消化吸収して、エネルギー(気)に変えていると考えるからです。脾(胃)が弱ってると十分にエネルギーを作れてない=元気が出ない、疲れる。となります。

 

脾(胃)は綺麗な血や水も食べたり飲んだりしたものから作り出しています。

 

なぜ黄色い食べ物が脾(胃)にいいの?

 

薬膳で「今日のこの体調には何を食べようか?」と考える時にベースになるのが漢方理論というものです。漢方では五臓(肝カン・心シン・脾ヒ・肺ハイ・腎ジン)にそれぞれ対応する色があります。五色(ゴショク)と言います。

 

肝 → 青(緑)・六腑:担
心 → 赤・六腑:小腸
脾 → 黄・六腑:胃
肺 → 白・六腑:大腸
腎 → 黒・六腑:膀胱
*六腑:三焦(上焦/横隔膜より上、中焦/上腹部、下焦/へそ以下)

 

例えば、肝は青(緑)になります。肝は血を貯蔵する臓器なのですが、血が関係することに肝と対応する青がよく出てきます。例えば「血の気が引いて顔色が青くなる」です。

 

同じ血でも、顔の色が黄色い場合などは脾(胃)で食べたものや飲んだものからきちんと血が作られていないと漢方では考えます。脾(胃)が弱っているかもしれない、元気にしないといけない=黄色いものを食べよう!となります。

 

 

黄色い食べものってなに?とうもろこし?見た目が黄色いもの?それも正解です!

 

 

とうもろこし

夏場の栄養補給に優秀な食べ物です。胃の状態を整えて、元気をつけてくれます。ですので、疲れた時や元気のない時、くよくよ悩んでしまう、なんて時にもとってもいいです。

 

とうもろこしのお茶やヒゲのお茶はむくみ解消にもいいです。梅雨時や湿気の時にむくみで身体が重だるくなる人や関節が痛くなる、指の曲げ伸ばしがツライ人にはオススメです。

 

 

 

かぼちゃ

かぼちゃは身体を温めてくれて慢性的な疲労感を抱える人にぴったりな野菜です。まさに元気の気を補い、体力をつけてくれます。外側は緑ですが、中身が黄色。

 

 

 

さつまいも

気疲れ、虚弱体質の改善にとてもいいさつまいも。むくみ改善にもいいです。食欲不振や、便秘や軟便の解消にも、お通じを整えてくれます。お通じが乱れてるということはお腹の調子がよくないということですからね。さつまいもも中が黄色いですね。

 

身近にある、普段食べている食材がこんなすごいパワーを持っています。そのパワーを必要な時に意識して食べる。これが薬膳になります。とってもカンタンです。

 

 

まとめ:元気がない、疲れた時は黄色い食べ物です。

 

  • 元気がない、疲れた時は「脾(胃)」が弱っているから元気の「気」、やる気の「気」が出ないと薬膳では考えます。
  • 五臓にはそれぞれ対応した色があります。脾(胃)に対応するのは黄色です。黄色が脾を元気にする色だと漢方では考えます。
  • 「脾(胃)」の調子を整えてくれる黄色い食べ物を食べましょう。
  • 代表的な3つをご紹介!とうもろこし・かぼちゃ・さつまいもです。

 

今の自分にはどんな食べ物が必要かな?どんな風に食べるといいのかな?と思ったらご相談くださいね!

 

500円で薬膳を作る専門家 LINE@chiSa

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