煮物にしてホクホクと美味しい「かぶ」薬膳では胸や腹部の痛みを温めて和らげますよ。乳腺炎の改善にも。

冬に旬を迎える「かぶ」は五臓全てを元気にしてくれます。身体を温めて冷えからくる痛みを和らげてくれますよ。かぶは葉っぱもゴマ油で炒めて醤油をちょろっと垂らしてご飯に乗っける!
めちゃくちゃ美味しい!全部美味しく食べれる「かぶ」ですよ^^
この記事のもくじ
コロンと可愛い「かぶ」の薬膳として良いところ
「かぶ」の薬膳での味は(五味:食材は五つの味に分別される)甘味・辛味・苦味です。三つも味を持っているのですね。
甘味は滋養、辛味は身体を温めて血行を良くし、苦味は身体の中にこもった余分な熱を外に出します。かぶ一個でこれら全部の働きをしてくれるなんて・・・素晴らしい!^^
「かぶ」は冷えからくる胸やお腹の痛みの改善になります。消化不良などにもいい食材です。お腹が張ってしんどい時などにもオススメですよ。
お腹の調子を良くしてくれるのでお通じの改善にもいいです。お腹が冷えて起こる便秘にいいのです。
どんな時に食べるといいの?
お腹、身体の真ん中を温めてくれる「かぶ」なので、気持ちが落ち込んだ時にもオススメです。私たちは身体が温まると「まぁ、そんなこともあるよね〜 お腹も温まったらもういいや!」
なーんて、思えるようになります。身体が冷えてる、寒いとイライラしたり、気持ちが沈みがちです。寒い冬は日照時間も少ないので気持ちが落ち込みやすいのも仕方ない季節です。
イライラなどで頭部に上がった熱を下ろすパワーもあるので、熱を持った吹き出物や腫れ物にもいいです。熱を持った乳腺炎の改善にも♪
だから、そんな季節にこそ身体の芯から温まるものをたくさん食べて欲しいなって思います。
どんな食材と一緒に食べると、より良い薬膳になる?
オススメのペアは「セロリ」です。セロリが苦手な人が多い?ですが、セロリはめまい、イライラ、頭痛を解消してくれる野菜です。
水分代謝の促進もあるのでむくみ解消にもなりますよ。
「かぶ」と一緒にスープにすることで気血水の巡りを良くしてくれる、まさに冬にピッタリの薬膳スープです。しかもカンタン☆
薬膳カンタン☆レシピ
● かぶのにんにくバタぽん
- かぶ2個、にんにく1片、有塩バター10g、塩コショウ、ポン酢少々
- かぶは皮をむいて5mm幅に輪切りにします。にんにくは皮をむいてみじん切り。
- フライパンにサラダ油を熱してにんにくを入れ香りが立ったらバターも入れます。
- かぶの両面をこんがり焼いて塩コショウを少々、ポン酢を回しかけします。
- お皿に盛り付けて出来上がり。
● カブとセロリのスープ
- かぶ2個、かぶは皮をむいてくし切りにします。セロリは皮をむいて斜めに切っていきます。
セロリの葉だけのスープにすると美味しいので捨てないでくださいね。 - お鍋に500mlの水を入れて沸かし、コンソメ固形スープを1個入れます。
- かぶとセロリを入れて煮込みます。
まとめ:
煮物にしてホクホクと美味しい「かぶ」薬膳では胸や腹部の痛みを温めて和らげますよ。
- お腹をほっこり温めてくれる。
- 身体の真ん中、お腹が温まると気持ちも穏やかに、ゆったりします。
- 消化不良解消もしてくれるのでお通じの改善にも。
- 熱を持った乳腺炎の改善にも。
- 寒く日照時間も少ない冬にピッタリな食材です。丸くコロンとした形とホクホクした食感で温まってくださいね。
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