木綿でも絹でも美味しい「豆腐」。目の充血や口の渇き、口臭の改善に役立つ、潤い食材です。

豆腐の薬膳
- 熱がこもっていることで起こる目の腫れや充血、口の渇きの解消、口臭予防
- 漢方薬膳では「白い色」の食材は潤いを与えてくれる→乾燥肌・便秘の改善
- 便秘解消で腸内環境が良くなるので免疫力もアップ
暑がっている子、空咳が続いている子にもお豆腐を少しずつあげるのが
良いみたいです。ただし冷えすぎていると良くないので常温に戻してから。
でもまずは獣医さんにご相談してからがいいかなぁ、と思います。
01.
豆腐のいいところ
五味:甘味
五性:涼性
帰経:脾・肺
● 脾
脾は飲食から漢方で考える生命エネルギー「気血水」を作り出します。豆腐はこの脾をいたわり元気にしてくれます。
● 肺
肺はお肌の状態ととても密接な関係にありますし、肺が乾燥すると風邪を引きやすくなります。肺はいつも潤っていないといけません。潤っているとお肌の状態もよくなりますよ。
私たちの食卓にとっても身近な食材、豆腐。
漢方薬膳での味、五味は「甘」です。
薬膳での甘味は身体に滋養を与えてくれる味です。ケーキやチョコレートの甘い味とは別です。食材が持つほんのりとした、ホッと気持ちを緩めてくれる甘味です。
豆腐は身体の中にこもった余分な熱を取ってくれます。
ストレスでイライラしたり、心がザワザワするとき余分な熱が発生しています。この熱でストレスで空咳が出たり。こんなときは豆腐を食べることをおすすめします。夏場の暑さで身体の中に熱がこもってしんどい時も冷奴。
熱でいうとコロナのワクチン接種や風邪の熱が出たときも豆腐はおすすめです。冷奴で口の中や身体の中を冷ましましょう。
人は不安になったとき、やわらかいもの優しい味に癒されます(このとき天ぷらや揚げ物を食べると余計に熱が発生するので逆効果です)豆腐はぴったりです。
口臭予防に関しては、口の中をさっぱりさせてくれるパワーもありますが、豆腐は渇いた腸を潤し、お通じを良くします。飲食から栄養吸収したあとの不要なものが腸へと送られ、ウンチとなって外にしっかり出せれることはとても大切です。腸内環境を良くして免疫力アップになります。
●免疫力アップに反応した方はこちらの記事もどうぞ♪
手のひら、足の裏が火照る場合にも良いです、これは身体の中の潤い不足によるものです。例えば冬なのに布団から熱くて手足をいつの間にか出してしまってる人は潤い不足です。
●「手のひら、足の裏がほてる」が気になった方はこちらもどうぞ。
くこの実は「手のひら、足の裏がほてる」の改善に役立ちます。
02.
豆腐の薬膳
● トマトと豆腐のサラダ
- 絹こし豆腐1丁、トマト1個、きゅうり1/2本、大葉2枚、オリーブオイル小2、塩コショウ少々
- 豆腐は一口大に切って水気はきっておく。トマトはヘタを取ってくし切り、きゅうりは2mmぐらいの輪切り、大葉は千切り
- ボウルに材料を全部入れてオリーブオイルを入れて塩コショウ少々
- ざっくり全体を混ぜる
- お皿に盛って出来上がり。
このサラダは夏場や身体に熱がある時、ストレスで悪い熱が身体に発生してる時ももちろんオススメです。イライラする時もね。冷え性さんが食べるときは生姜を添えて「温め」をちょっとプラスしてください。
目が赤く腫れたり、目の充血に良いですが、その場合はクコの実をちょっとトッピングしてみてください。クコの実は目の不快感の改善にとても良いのです。
まとめ:木綿でも絹でも美味しい「豆腐」。目の充血や口の渇き、口臭の改善に役立つ、潤い食材です。
- 豆腐は身体の中の熱を冷ましてくれます。
- 目の充血や口の乾き、口臭予防もしてくれます。なぜなら漢方ではそれらの原因は身体の熱、と考えるからです。
- 腸を潤して、お通じもよくしてくれます。これはお肌の吹き出物の改善にもなりますね。
- 豆腐の五味は甘味(これはお砂糖などの甘味のことではありませんよ^^)甘味は身体に滋養を与えます。
- 手のひら、足の裏が火照る場合にも良いですよ。これは潤い不足によるものなので豆腐が良いですよ。
「体調を整えるお手伝い」やってます。
マンツーマンで体調を整えるお手伝いをしています。一人ではなかなか「そのときの体調にいいメニュー」もわからないし、そもそもどの食材が何に良いのかわからないというお声に応えました!
じっくり体調と向き合って明るく元気に美味しい毎日を過ごしましょう。