あなたの心と体にしあわせを運ぶ

気分が落ち込む、ずっーと眠い、身体が重い。それ「春」だからです。

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漢方薬膳について12年以上の実績とアドバイスを積んできました。 一般社団法人 日本漢方養生学協会認定 漢方カウンセラー&養生薬膳アドバイザー。 「薬になるご飯(薬膳)」で笑顔で健やかに過ごせるように。
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寒い冬を越えてやっと暖かい春が来た!・・・というのに気分がスッキリしない。なんてコト、ないですか?それは「春」が来たからです。

 

 

え?どういうコト?春って元気がでる季節じゃないの?ですね。

 

 

春を待ちわびてたのは私たち人間だけではありません、自然界全体が春を待ちわびていました。冬眠していた動物、葉を落とし新芽を内に秘め育てていた樹々。

 

 

動物や虫、樹々たちが春の気配と匂いを受けて飛び出すエネルギー、パワーに人間は圧倒されてしまうのです。自然界が春の陽を求めて上に上に伸びていくスピードに人間はついていけないのですね。

 

 

その結果、体調を崩したり、気持ちが落ち込む、ダルい、眠いなどが出て来ます。季節の変わり目は寒暖差が激しい場合もあります。「三寒四温」ですね。

 

 

01.
ダラダラしていいのです。

 

 

春になってポカポカ陽気に誘われて、あれやこれやと動かないといけない?焦り?思い?があると思います。しかし寒い冬を越えてきた私たちの身体は代謝の悪さをまだまだ引きずってます。

 

 

身体が重たい、眠気が取れないと感じるのは当たり前。3ヶ月ほど寒さで縮こまっていた心と身体が急にシャキッとするのは無理です。

 

 

春はゆっくり迎えましょう。そして、朝起きたら太陽を浴びてください。身体の中は冬の寒さの陰の気が多くなっているので陽の気をチャージしましょう。陰陽バランスが整うと心も身体も整います。

 

 

大昔は季節の変わり目を今よりずっと心と身体ではっきりと感じることが出来たと思います、季節に合わせた生活が出来、五感も研ぎ澄まされていたでしょう。

 

 

そのお陰で今ほど「春の不調=春バテ(こんな言葉があるそうです)」を感じることはなかったかもしれませんね。春は気持ちが揺らいだり、体調を崩しやすいものなんだと思っておくのがいいです。

 

 

02.
頑張らないコトが大事。

 

 

そうは言っても、きっと何かしら頑張ってしまうのが私たち。だからこそ気持ちの中に「8合目」を意識しておくといいです。

 

 

今やらなくていいコト、会わなくていい人、誰かにお願いしてもいい仕事、どんどん断捨離して行きましょう。

 

 

眠くて仕方ない時は眠る。やる気が出ないときはボーッとしましょう。私の個人的意見ですが、仕事もたまにはサボっていいと思います。自分の心と身体より大事な仕事なんてありません!「それでいいのだ!」です^^

 

 

03.
漢方で春は「発陳(ハッチン)」
自分の想いや理想はどんどん広げるべし。

 

 

春バテになる一方で、暖かな日差しを浴びる、樹々の緑や花が咲き出すと少しウキウキした感じもあります。そんな時には「これは自分には無理だ」とか思わずに自由に想いを広げましょう。

 

 

自分の想いにピッタリ合う写真、画像を集めたり、ノートにその想いをつらつらと書いたり。もっと想いを広げるための本を読んでみるのもいいですね。

 

 

これやりたいな、あれに挑戦したいな、という前向きな気持ちが起こった時は自然の「上に伸びていく春の気」がその気持ちを後押ししてくれています。遠慮せずにどんどん伸ばしましょう。

 

 

04.
身体と心の新陳代謝を良くするのは苦味・辛味。

 

 

漢方では春の五臓は「肝」で対応する味は酸味になりますが、冬に溜め込んだ不要なものをスッキリとデトックスさせる味は苦味・辛味になります。

 

 

春に旬を迎える野菜には苦味や辛味があります。菜の花(菜の花のごま油炒め)、新玉ねぎ(新玉ねぎの八角炒め)、セロリ(セロリとイカのマリネ)、ニラ(ニラ玉・レバニラ)、菊花(菊花茶)など。

 

 

これらの苦味・辛味の食材は春の不調によって起こる「心の熱」を冷ましてくれます。心に熱があると不安感や不眠の原因になります。

 

 

苦味や辛味は身体の気血水の巡りを良くして老廃物を外に出してくれます。ちなみに身体に溜まった老廃物はお通じでしっかり出すことが大事ですよ。

 

 

春のしんどさも毎日のご飯で(薬になるご飯=薬膳)改善していくことができますよ。

 

 

500円で薬膳を作る専門家 LINE@chiSa

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