鮭はお腹を温めて免疫力アップの薬膳になります。

鮭はお腹を温めてくれる魚です。お腹は身体の真ん中、真ん中が温まると精神的に落ち着きます、心が穏やかになります。
チサ
- 鮭でお腹の冷えや胃弱の改善ができる。
- 元気の<気>が増える→免疫力アップになる。
- 水分代謝が良くなるのでむくみ改善
- 気が増えて血のめぐりも良くしてくれる。
01.
鮭のいいところ
五味:甘味
五性:温性
帰経:脾
鮭(サーモンでもOK)は風邪を引きやすい人や冷え性の人にとってもいい魚なんですよ。身体の真ん中にあるお腹を温めて、飲んだり食べたりしたものをしっかり消化。*元気の素、「気」を作り出してくれます。血の巡りも良くしてくれるので気持ちが落ち着きます。
*私たちの身体の表面には衛気(エキ)と呼ばれる気が張り巡らされています。これはウイルスや細菌から私たちを守り、免疫力もあげてくれています。
五臓の一つ脾は水分代謝にも関わりのある臓器と漢方では考えています。この脾は冷えに弱いので温めて元気にすることでむくみの改善にもなります。
02.
鮭は何と一緒に食べるといいのか
これからやって来る寒い冬に備えて、身体を温めるために食べましょう。それには鮭と同じように身体を温めてくれるものと一緒に食べることをオススメします。
- ニラとお味噌で石狩鍋のようにして食べる。
- ホイル焼きで玉ねぎやピーマン、*きのこ類と食べる。
*きのこ類は気を増やす食材ですので栄養不足やエネルギー不足で弱った身体に元気をつけてくれますし、免疫力もアップさせてくれます。寒い冬に備えてしっかり食べたいですね。
03.
薬膳レシピのご紹介
● 鮭と玉ねぎピーマンの南蛮酢け
- 鮭は生鮭が良いです。一口大ぐらいに切り、小麦粉をまぶしておきます。
- 玉ねぎやピーマンは縦に切ります。
- 甘酢液を作っておきます。
甘酢液の材料(全部合わせて良く混ぜておきます)
酢:200ml
醤油 : 大2
みりん : 大2
酒 : 大2
砂糖(私はきび糖を使ってます) : 大3〜4(甘さをみながら調整してください)
塩 : 小1ぐらいかな(これも好みで調整してください)
- フライパンにサラダ油を熱して、鮭を皮目から焼いていきます。
- 鮭に火が通ったら、フライパンの端に寄せて玉ねぎとピーマンを炒めます。(少しサラダ油も足してください)
- 最後はフライパンの中で鮭と玉ねぎ、ピーマンを軽く合わせます。
- 熱いうちに甘酢液に入れてしばらく置いて味が染み込んでから食べましょう。
● 鮭とキノコのホイル焼
- アルミホイルを広げて(鮭を置く、真ん中あたりにサラダ油を少し塗って置くと焦げ付き防止になります)鮭を置き、お好きなキノコを入れてバター(10g)、塩コショウをふる。
- アルミホイルを端から畳んでいく(餃子を包むみたいな感じ)。
- フライパンにアルミホイルごと入れて焼く。
- アルミホイルから湯気が出たらヤケドしないように気をつけて、お箸などでアルミホイルの中を確認。
- 焼けていたら醤油を垂らして召し上がれ。
まとめ:鮭は薬膳ではお腹を温める食材になりますし、むくみの改善にもいいです。
- 鮭は風邪予防や冷え性の人に良い魚。身体を温める魚。免疫力アップ!
- 水分代謝を上げて、むくみ改善にも良い魚。
- ニラや玉ねぎ、ピーマン、きのこ類と一緒に食べると薬膳パワー倍増です。
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