玉ねぎ一個が薬膳になります。元気に必要な「気」と身体の栄養「血」を巡らせる働きがあります。

私は平日の昼間は会社員をしています。残業も多いので晩ご飯を考える、作るのが億劫になることが度々あります。そんな時にお役立ちな「玉ねぎ」。しかも薬膳パワーたっぷりです。
血をサラサラにするだけじゃないの?他にもあるのかぁ、すごいね!
文鳥ちゃん
玉ねぎの辛味と甘味が疲れた身体を滋養してくれるよ。
チサ
この記事のもくじ
「玉ねぎ」にはどんな薬膳パワーがあるの?
薬膳を作って食べるとき、「その食材が持つ味」というのがとても大事なポイントになります。玉ねぎは「辛味と甘味」。辛味は沈んだ気持ちやイライラを発散させて、甘味は疲れた身体をじんわりいたわります。
そして玉ねぎはお腹の不調を整えたり、血をサラサラと流すので漢方でいう「瘀血(おけつ)」が解消されます。漢方では肩こりは瘀血が原因と考えるので肩こりの改善や月経痛の緩和などが期待出来ます。
「玉ねぎ」はどんな時に食べると薬膳のパワーを発揮するの?
玉ねぎは梅雨時に食べると元気が出る野菜って知ってますか?薬膳の考え方の基礎となる漢方では梅雨時の湿気は胃腸の具合を悪くしやすいと考えます。これを玉ねぎは解消してくれます。
玉ねぎは身体を温めて、お腹の消化機能が上がるように「気」を巡らせる働きをします。気が巡ると消化機能が上がるだけではなく、気持ちも明るくなってきます。
梅雨時の湿気、長雨は気持ちをウツウツさせます。玉ねぎの辛味がウツウツを発散させて元気にしてくれますよ。
薬膳「玉ねぎ」カンタンレシピ(*いつも以上に手抜きですので注意!)
● 玉ねぎの麺つゆ手抜き薬膳 ←実は料理名が思いつかない(笑)
- 玉ねぎ1個の皮をむき、8等分ぐらいに切ります。
- 耐熱皿に入れてラップをかけ、レンジで玉ねぎが透き通るまでチンします。ご家庭ごとにレンジのワット数も違うと思うので「透き通る」までチンしてくださいね。
- 湯気でやけどしないようにラップを外し、麺つゆと鰹節をふりかけて出来上がり!
玉ねぎが甘くて美味しいので1個ペロリと食べれますよ。一日の疲れが本当に癒されます。しかもめちゃくちゃカンタン!
これは是非、春に出回る新玉ねぎでも食べてください。透き通った玉ねぎの美しさにウットリしますし、とびっきり美味しい^^
チサ
● 玉ねぎとピーマンのスクランブルエッグ
これは朝に食べることが多いです。朝は時間ないけどしっかり朝ごはんは食べたい。ついでにやる気と元気が出るものをチャチャっと作って食べたいから。
- 玉ねぎを4分の1ぐらいをザクザク適当にみじん切り。ピーマン半分もみじん切り。
- フライパンにバターを熱して玉ねぎとピーマン入れて軽く炒めて溶き卵1個分を入れてスクランブルエッグに。
- その日の気分でちょっとカレーの粉末をパラパラっとかけたり。
玉ねぎとピーマンは前日の夜に刻んで置くと楽です^^
実はピーマンも梅雨にオススメの食材なんです。薬膳としての働きも玉ねぎと似ています。ウツウツした気持ちやストレスを和らげて穏やかにしてくれますし、胃腸の調子を整えてくれますよ。
まとめ:玉ねぎ一個が薬膳になります。元気に必要な「気」と身体の栄養「血」を巡らせる働きがあります。
- 玉ねぎは血をサラサラにするだけではなく、辛味がイライラや沈んだ気持ちを発散して元気にしてくれる。
- 肩こりや月経痛の改善にもいい。血の流れをよくするので頭痛にもいいね。
- 梅雨時にオススメの食材
- 料理と言っていいの?ってぐらいカンタンに薬膳になる玉ねぎってすごい!