いわしの薬膳。気血を補うので「気力が湧かない」、身体の「水」が関係する頭痛やめまいの改善にいいよ。

いわしの薬膳。
- 気と血(けつ)を補うので気持ちを安定させてくれて元気をつけてくれる
- 気力が湧かない、疲れやすい人によい
- 身体の水(すい)の巡りが悪い人(むくみやすい、雨の日に下痢しやすい)の頭痛やめまいの改善によい
- お肌を明るく&弾力も与えてくれる
私はオイルサーディン(いわしのオイル漬け)やおじゃこをよく食べます。
チサ
01.
いわし薬膳のいいところ
五味:甘味・しおから
五性:温性
帰経:脾・腎
薬膳でしおから味の食材は身体を冷やすものが多いのですが、いわしは温めてくれます。
身体を温めることで脾(お腹、消化機能)の働きが良くなります。
消化が良くなると質の良い「気」や「血」が食べたり飲んだりしたものから、たくさん作られます。
ここがとても大事なのですが、質の良い「気」や「血」は温かいです。そして「気」や「血」は温かくないとダメです。
温かい「気」が身体の隅々まで巡ると手の先、足の先まで温まります。身体の先端まで温かくなると元気・気力が湧いてきます。落ち込んでいたり、ストレスで疲れているとき、身体は実はとっても冷えてるんです。(温めはストレス緩和にとてもいいのです。)
先端まで行き渡った温かい「気」が、冷たく動かなくなってむくみの原因になっている「水」に流れを起こします。その結果、むくみが解消されます。(水の塊がやわらかくなって流されていくイメージ。)
「水」の流れが停滞することで起こっていた頭痛やめまいも解消されます。
頭痛やめまいの原因には「水」の停滞で起こるものや頭に悪い熱がこもって起こるものなどいろいろあります。
いわしは水と深い関係にある臓器「腎」を元気にするので、水が関係して起こる不調の改善にもつながります。
温かい「血」も「気」によって身体中に行き渡ります。「血」は心と身体の栄養です。血が減ると気持ちが不安定になったり、不眠は心のザワザワで起こりやすくなります。「血」を補うことで心、気持ちが安定し、眠りも良くなります。そして血色のいい、明るいお肌になります。
お肌のハリや弾力は「気」の良し悪しにかかっています。温かいたくさんの「気」があれば頬やアゴのたるみもピンっと持ち上げてくれます。
コレステロール値が気になる方にもおすすめ!
タンパク質や不飽和脂肪酸のEPA、DHAが豊富なのです。
- EPA(エイコサペンタエン酸):イワシ100gあたりには、EPA(エイコサペンタエンサン)が780mg
血管年齢を若く保つ。動脈硬化を防ぐ。中性脂肪を下げる。 - DHA(ドコサヘキサエン酸):いわしは100gあたりにつき、870mg入っています。
身体の脂肪燃焼を促す、免疫反応を調整する働きを持つ。
私は40才後半からコレステロール値が高くなってきたので定期的に食べるようにしています。
チサ
私はオイルサーディンに生姜の千切りやネギを乗せて食べるのが好きです。これだけで立派な薬膳の出来上がり!定期的に、少しずつでいいので食べたいですね。
●オイルサーディンよもやま話
こちらは株式会社トマトコーポレーションさんのオイルサーディンです。スーパーで¥95(税抜き)でした。
NET 90g入りです。缶切り不要。2021年10月7日に買いまして、賞味期限が2025年2月 となっています。
地震や大雨の災害などが増えている昨今、備蓄缶詰の中にオイルサーディンも加えるといいなぁと改めて思いました。
万が一被災してしまったときの食事に缶詰は欠かせませんが、特にいわしの缶詰は気と血を補うので気持ちを安定させてくれて元気をつけてくれるので必要だなと思いました。
02.
いわし薬膳レシピ
私はオイルサーディンに生姜の千切りやネギを乗せて食べたり、ほぐしてトマトとバジルと合わせてパスタなど。缶詰は調理に時間が掛かりませんし、カンタンに美味しい^^
あと「いわしの甘露煮」と「いわしの梅煮」を作ります。お店で頭とワタを取ってもらって買います。お魚の扱いが苦手な私でもこれなら問題ないです。
●強力な私の助っ人!クラシルさんです^^
骨まで食べれるいわしの甘露煮
●キッコーマンさんにも助けてもらいます!
いわしの梅煮
●こちらの記事もおすすめです。
牡蠣(かき)。イライラ・不安感・不眠などの精神的なしんどさを和らげてくれます。