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「夏血栓って何やろ?熱中症に似てるらしい!」あなたの身体に必要な水分補給は夏野菜にまかせろ!

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漢方薬膳について12年以上の実績とアドバイスを積んできました。 一般社団法人 日本漢方養生学協会認定 漢方カウンセラー&養生薬膳アドバイザー。 「薬になるご飯(薬膳)」で笑顔で健やかに過ごせるように。
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chiSa
こんにちは、漢方カウンセラー&養生薬膳アドバイザーのchiSaです。
えーっと。とにかく暑い。その一言です。
夏よ、お前はやり過ぎや。とにかく、ホンマにもう勘弁して。
ぱんこ
ぱんこも脱ぎたい!毛皮、脱ぎたいねん!
毛皮の下はあせもやー!

 

このクソ・・・とても暑い日が7月初めから続いてますね。
連日ニュースで見聞きする”熱中症で病院に運ばれる人の多さに”他人事ではないな、と怯えています。
気象庁も今年の異常な暑さを「1つの災害と認識している」という
コメントを出していました。
そして「長期的にみると地球温暖化の影響が表れてきている」とも説明していました。

次はあたしかもしれん!熱中症で倒れるのは!
なんつっても老体やから!

そして今年は熱中症だけではなく、夏血栓という言葉を耳にするようになりました。
あなたは熱中症と夏血栓の違いって知ってますか?
私は「はて?」という感じだったので調べてみました。

 

 

熱中症と夏血栓の違いを見てみよう!

 

1.熱中症とは?コトバンクさんからの引用です)

炎天下での激しい運動などで体温調節が障害を受け、けいれん、めまい頻脈、意識不明などを起こす症状。死亡に至ることもある。大量発汗後に多量の水分を補給することで、血液塩分濃度が低下して起こる熱けいれん、過度の脱水により、体内の水分とイオンが減少する熱疲労、高温による皮膚血管の拡張により血圧が低下して起こる熱失神、体温の過度な上昇により中枢機能が異常をきたす熱射病、の4つに分類される。防止するためには、スポーツの前や途中で適度に水分を補給し、発汗を促して体熱を放散しやすくすること。水分としては、汗に失われるミネラルを配合してあるものが望ましい。給水量は、スポーツで減量する体重相当分とする。

(鈴木正成 早稲田大学スポーツ科学学術院特任教授 / 2007年)

 

2.夏血栓とは?(コトバンクさんからの引用です)

夏に起こりやすい脳梗塞心筋梗塞肺塞栓症などの血栓症の総称。俗称であり、正式な医学用語ではない。主に寒暖差による血管の急激な収縮によって起こる冬の血栓症とは異なり、夏の血栓症は脱水症状による血液濃度の上昇が主な原因とされる。初期症状は倦怠感、頭痛、めまいなどで、手足のしびれ(脳梗塞)、胸の痛み(心筋梗塞)、呼吸困難(肺塞栓症)といった症状が現れる場合もある。初期症状が熱中症と似ていることから、専門家は、自己判断せず早めに医療機関を受診するよう呼び掛けている。

「熱中症は炎天下での激しい運動で大量に汗をかいて身体水分も塩分も失われて
けいれんとかめまい、意識障害が出る。
で、夏血栓も身体の水分が失われて血の濃度が濃くなってドロドロ状態になり、血管を詰まらせる?
初期症状が熱中症と似てる。」
・・・違いなんてよーわからん。(のは、私だけか?)
コトバンクさん、せっかく説明してくれたのに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
しかし、ニュースでお医者さんが「医師でも間違う(熱中症か夏血栓か)可能性があります」と言ってました!
お医者さんでも間違う可能性があるのにシロウトの私は違いがわからなくて当たり前だ!

そこで私は考えた。
「暑くて汗もめっちゃかいたし、気分が悪い。クラクラする・・・これって熱中症?夏血栓?」
などど考えている間に悪化するし、しんどい時にそんな考える余裕はないので、どーしたら?



どーするも、こーするもにゃーい!
熱中症と夏血栓を見分けるうんぬんより両方ならないようにする!であーる!

両方ならないようにすれば「これ、どっちやねん?!」と迷うことにゃーい!
身体の水分を必要以上に失わないように夏野菜で体調を整えるんにゃー!
それより何より、まずはあっつい時に長時間外に出て汗をかいたらいかん!

 

夏野菜がなぜ熱中症&夏血栓の予防にいいの?

夏野菜は私たちに必要な水分を身体の中にとどめておけるようにしてくれます。
水分が多かったり、少なかったりも調整してくれます。(むくみ対策)
冷たい飲み物のように急速に身体を冷やして、すぐにオシッコに出るのではなく
じんわり身体を癒して、隅々に水分を届けてくれる。
それが出来るのが夏野菜です。

太陽のエネルギーをいっぱいに溜め込んで育つ夏野菜には身体の熱を冷まして、
あなたに必要な水分を補給してくれるチカラがあります。
(漢方では暑い時期や暑い国で育つ食材には身体を冷やす作用、
寒い時期や寒い国で育つ食材には身体を温める作用があると考えます。)
一日三回食べるご飯に何か一つ夏野菜を取り入れてみてください。

私のイチオシはウリ系。
私はこの夏、何かに取り憑かれたようにみんなに「ウリ系食べろ!」を
いい続けてます^^

ウリ系苦手やねん〜!のあなたも大丈夫!
水分の多い食べ物はウリ系以外でもたくさんありますよん。
あとね、「水分取り過ぎたらむくむのでは?」と思ったあなた!
大丈夫!夏野菜など水分を与えてくれるものは、ほぼ水分量の調整をしてくれるので
余分な水はちゃんとオシッコに送り出してくれますよ。


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夏の厳しい暑さから身体を守ってくれる夏野菜のご紹介

 

きゅうり

私の父(80才)が子供の頃はキュウリが水筒代わりだったそうです。
父の母、つまり私の祖母が
「キュウリは水分*ぎょーさん(*「たくさん」の意味)あるから
食べたら喉の乾きが*いっぺん(*「一度に」の意味)になくなる。」と言ってました。
昔はキュウリも今よりは大きくて水分ももっともっと多かったそうです・・・美味しそうぅぅ。
それくらい水分の多いキュウリ。
絶対に酢の物にして食べるのがオススメです。
お酢などの酸味は収れん作用(梅干しやレモンの酸っぱさを思い出してください。
キュッとした感覚。引き締め。)によって汗のかき過ぎを抑えてくれますし、疲労回復にも。
特に黒酢は血液を増やして冷房で冷えた身体も温めてくれるので黒酢を使って欲しいなぁ。

もやし

特に緑豆もやし。身体の熱を取り除き、湿気も取り除いてくれます。
水分もたっぷり。
暑さで湿気まで身体に溜まってるとだるくて何もやる気がなくなってしまします。
豚肉ともやし・ニラの炒め物とか、もう最高です。
豚肉は滋養強壮、加齢によるお肌の潤い不足を補う、精力を高める(とりあえず太字で笑)
食材でもあります。
ニラはもアンチエイジングの野菜で疲労回復。
ね、最高でしょ?

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トマト

夏の太陽を浴びて真っ赤に熟れたトマト。
つるんとしてて表面の皮が中の果実と水分でパンっと張りがある
あぁ、こんな張りのある肌が欲しい^^

そんなトマトは口の渇きを止めて、身体の熱を冷ましてくれます。
ご存知のように水分もたっぷりなので暑さで大量に汗をかいた身体をじんわりと
いたわってくれます。
きゅうりとトマトを適当に切ってスープに。
塩コショウを少々。コンソメ味にしてもいいし、カレー味でも美味しい。
夏の元気スープの出来上がり〜♪

 

ゴーヤ

ゴーヤと言えば、ゴーヤチャンプルー!
私は夏は週に2、3回は食べます。
チャンプルー以外だとゴーヤのおひたし with かつおぶし。
ゴーヤのような苦味のある食べ物には解毒作用、デトックス作用があります。
口内炎やお肌の吹き出物の改善にも良いゴーヤです。

 

冬瓜

冬瓜ってとても皮が分厚くて硬いので冷んやりした暗い場所に置いておけば
冬まで腐らない、というのが名前の由来です。
「冷んやりした暗い場所」においとくだけで冬まで持つというその生命力!
私が冬瓜が好きな理由の一つでもあります。
その生命力、エネルギーを分けてくれ!という気持ちです。
分厚くて硬い皮に守られた実は水分たっぷり!
味が淡白なので夏場の食欲のないときに煮物やスープにするととっても食べやすいし、
身体の疲れを改善してくれます。
利尿作用に優れているので身体に必要な水分を残して、余分なものはおしっこで外へ。
皮は天日でカラカラに干してお茶にすると薬膳茶の出来上がりです♪

 

大根

夏野菜ではないですが、大変優秀な大根さんも紹介したい!
漢方では白い食べ物は秋と連動し、お肌を健やか&潤いを与える食材と考えます。
夏から秋へのこの時期ってお肌も身体の中も乾燥しがちなので
白い食べ物を意識して食べましょう。
しかも大根は水分多いですよね。
あと大根の辛味が夏の暑さでイライラする気持ちを穏やかにしてくれます。
暑いとイライラしませんか?あたしだけ?笑
そんな時は大根を、ガシガシガシガシガシガシ、ガシガシおろします。
おじゃこを入れたり、納豆にかけたりして食べましょう!
(納豆は血の流れをよくして、血栓予防の効果があります。)
イライラのストレスって身体の老化を早めるので要注意です。
★イライラしたら年取るのん?っと震えたあなた!こちらをどうぞ♪
ストレスは身体を冷やし「美と若さ」をあなたから奪います。

 

白菜

これまた冬の食材の白菜ですが身体の中にこもった熱を冷ましてくれるのでご紹介。
晩夏から初秋にかけて空気の乾燥がどんどん進み咳が出やすくなる人もいます。
白菜はこういう咳にもとっても良い野菜です。
白菜は熱を加えるとどんどん水分の出てくる野菜。
水分をたくさん持ってる野菜なのでたっぷり頂きましょう。
白菜を千切りにして、その上にピザ用チーズを乗せてチンします。
水分も塩気(チーズから)も取れて美味しいですよ。

 

 

夏血栓はもちろん危険で怖いけど、血が減ると不安感や不眠になっちゃうよ。

 

 

漢方では身体の中の血が減ると気持ちが不安定になったり
夜にぐっすり眠れないなどの症状が出ると考えます。
血(けつ)は水(すい)から作られるので汗でどんどん身体から水分が失われると
血がドロドロになって夏血栓を引き起こしやすい原因にもなりますが、
夏血栓までならなくても毎日を元気に過ごすのに不都合なことが起こります。
汗と一緒に「元気・やる気・根気」そして「眠気」などの”気”が流れ出てしまうのです。
飲み物からも食べ物からもしっかりと水分を摂って
「気血水」を蓄え、熱中症や夏血栓、夏バテ、夏風邪から身体と心を守りましょう。

 

この記事のまとめ

  • 熱中症と夏血栓は似てる。
    シロウトの安易な判断で「軽い熱中症かな?水分とって涼しい部屋で寝てたらいけるやろ」と
    思ってたら、えらいことになる。
  • 夏に対抗する身体を作る、水分を保持できる身体を作るには夏野菜+酸味
  • 熱中症や夏血栓はもちろん怖いけど、
    汗をたくさんかく→水分減る→血を作る水分が減る→精神不安や不眠になる。
    汗と一緒に「元気・やる気・根気」そして「眠気」などの”気”が流れ出てしまう。

 

 

chiSa
はい、おしまーい♪

 

 

 

500円で薬膳を作る専門家 LINE@chiSa

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