ピーマンは気持ちの落ち込みによく、心を穏やかにする食材です。

こんにちは!薬膳師のチサです。
この記事では身近な食材ピーマンの持つ薬膳パワーについて書いています。ピーマンは鬱々と落ち込む気持ちを持ち上げて明るくしてくれる働きとむくみ改善の働きがあります。特に梅雨の時期におすすめの野菜になりますが梅雨以外にも「こんな時に食べるといい」を今回ご紹介しています。
ピーマンとは。
ピーマンは梅雨時に食べると心と身体がスッキリする食材です。梅雨時の湿気は元気の気を飲食から作り出す脾(胃)を傷つけるのですが、ピーマンは湿気から胃腸を守り、調子を整えてくれます。
気持ちが落ち込んでいるときは胃腸の調子も傾きやすいので梅雨でなくても、いつでもオススメ食材です。私のご近所のイオンでは5〜6個一袋で98円とかで売ってるので常備してます^^
・甘味
甘味は心と身体の滋養です。
*お砂糖や添加物ではないですよ。食材そのものが持つ自然の甘味のことです。
・辛味
発散です。
鬱々した気持ちを発散させてくれる味になります。滋養と発散を与えてくれる優秀食材がピーマンですよ。
しかも、ピーマンは五臓のうち肝・心・脾・腎と4つも元気にするスーパー食材。
どんなときに食べるといい?
梅雨のような湿気を感じて不快なとき
むくみが気になるとき
水滞(身体の水の流れが悪い)でめまいや頭痛が起こりやすい
気持ちが沈む、イライラするとき
胃腸の調子がイマイチなとき
血流もよくしますので瘀血(オケツ)が気になるとき
(瘀血がひどくなると肩こりがひどくなります。月経痛が強い人も瘀血の傾向があります。動脈硬化の予防。)
生活習慣病の予防
ピーマンが苦手という人も多い?ですが、「妙薬口に苦し」小さく刻んだり、少しだけ、などちょっと食べてみてくださいね^^
かんたん薬膳レシピ
● ピーマンとおじゃこのごま油炒め
- ピーマン三つを縦に切ります。
- おじゃこ適量(大さじ3ぐらいかな)
- ごま油を熱したフライパンにピーマンとおじゃこを入れて炒めます(ごま油がはねるので気をつけて!)
- 火を止めてから、醤油を小さじ2ぐらいをかけて軽く混ぜて出来上がり。
私はご飯にかけたり、冷奴にかけたりして食べます。おじゃこ(いわし)も気血を補ってくれるので落ち込んだ心を助けてくれます。
豆腐は潤い。心と身体が潤い不足になると気持ちが悲しくなります。冷え性さんは豆腐を冷奴で食べるときは生姜を添えましょう。冷えすぎ防止ですよ。
● ピーマンと牛肉のオイスターソース炒め
- ピーマン3〜4個ぐらい、牛バラ肉200gぐらい。
- ピーマンは縦に切ります。牛肉は塩コショウと片くり粉を大さじ1ぐらいをフリフリ&モミモミ
- フライパンにサラダ油を熱して、生姜1片を千切りにしたものを炒めて香りを出し、牛肉とピーマンを炒めます。
- よく炒めたら火を止めてオイスターソースを大さじ1/2ぐらい(これはお好みの量で)
牛肉は身体を温めます、身体が温まると気持ちって元気になるよ。冷えてるとネガティブに傾きがちです。そして牛肉も元気の気を作り出す脾を助けます。
オイスターソース(牡蠣ソース)、牡蠣は滋養強壮です。精神を安定させる、ストレスに強い心と身体を作ります。
まとめ:気持ちの落ち込みにはピーマンです。薬膳では心を穏やかにする食材ですよ。
- ピーマンは元気の素を作り出す脾(胃)を元気にしてくれます。胃腸の調子を整える。
- 身体の栄養分、血の巡りをよくしてくれるので身体が温まります。身体が温まると心も元気になりますよ。
- いつでもスーパーで買える!安い!お料理がカンタン!
ピーマン以外に心を元気にしてくれる食材はないの?というアナタにはこちらもどうぞ!
薬膳では大根は気の巡りを良くする食材。イライラからあなたを救う食材です。
リンゴも薬膳になります。漢方で五臓:心(シン)の色は赤。赤いリンゴは心を穏やかにしてくれます。