ぶどうの薬膳。気血を補って疲労を素早く解消してくれる&免疫力アップのフルーツです。

こんにちは。薬膳師のチサです。私は歳のせいか?疲れやすいのです。なので毎朝豆乳と100%ぶどうジュースを半々に混ぜ混ぜして飲んでます。冗談抜きに回復します!とろりとして美味しいですよ(見た目の色は悪いジュースになりますが)
チサ
ぶどうの薬膳
- ぶどうは気血を補って、疲労を素早く解消してくれる。
- ぶどうは肺を養うので免疫細胞の約70%が集まっている腸(肺の場合は大腸が六腑)をケアすることになる。
- 尿のトラブルやむくみ解消にもいい。
01.
ぶどうのいいところ
五味:甘味・酸味
五性:平性
帰経:脾・肺・腎
元気の元になる「気」と身体の栄養となり活動の源になる「血」を補ってくれます。
そして体内ですばやくエネルギーになってくれるので疲労回復が早い。すぐに元気にしてくれるのは嬉しいですよね。しかも五臓のうち、3つも養ってくれるので本当に優秀食材です。
脾を養うぶどう。脾は(六腑は胃)は食べたり飲んだりしたものから「気血水」という私たちが生きていくためのエネルギーを作り出します。
脾が弱ってると消化吸収がうまくいかないので「気血水」がきちんと作られませんので体調を崩してしまうことになりかねません。あとね、気はお肌のハリやたるみと関係しますよ。
肺を養うぶどう。鼻や口から息を吸うとそこからまずウイルスや病原菌などが身体の中に入ってきます。肺は外敵の脅威に常にさらされているんですね。五臓でも唯一外気に直接触れる臓器です。
肺は乾燥に弱い臓器ですし、かと言ってマスクで乾燥は防げてるからいいだろ?というと新鮮な空気を取り入れにくくなっているのでちょっとマズかったり。
そんな肺を元気にしてくれるぶどうは何と有難いフルーツなんでしょう。
肺と言えば、漢方では大腸が六腑になります。(肺と大腸がペアという考え方)
そして大腸と言えば便通ですね。お通じを整えるとお肌も健やかになります。
腸には免疫細胞の約70%が集まっているそうです。腸内環境を整えて、免疫力アップしましょう。
腎を養うぶどう。この腎は水に関係する五臓でもあります。
ぶどうは腎を元気にしてを水にまつわる困りごと改善してくれます。
むくみ解消や排尿に関する困りごと(頻尿や尿が出にくい、残尿感がある)の解消にもぶどうはいいということになります。
コロナ禍でマスクで、こんな混沌とした中でも家事にお仕事、子供達のお世話や私世代になると親のことも心配。
疲れてしまうことがたくさん出てきます^^;
そんな中で手軽に元気を取り戻せる、しかも食材でそれが出来ると思うとぶどうってすごいな!って思いますし、漢方薬膳すごいなと改めて感心しています。
秋の味覚のぶどう。出回る時期が限られていますが、手に入らない時期は100%ぶどうジュースで代用してもOKですよ。
02.
ぶどうの薬膳レシピ
ぶどうはいつでも買える、というお手軽さがない?と思ってまして。
私の中ではお高いイメージ。そこでこのブログの最初に書いたように私のイチオシは100%ぶどうジュースと豆乳を半々の量をグラスに入れて混ぜ混ぜして飲む、です。
豆乳と一緒に飲むことで疲労回復と美肌や貧血改善も一度に出来るというお得感^^
食感がとろりと優しいので癒し効果もあります。「今日は一日頑張らないと!」っていう特別な日のスペシャルドリンクとしてもいいと思います。簡単なので続けられますね。
もう一つのレシピは「ぶどうとトマトのマリネ」
こちらはクラシルさんのレシピなんですが、とってもかんたんで美味しい^^下記にリンクを貼っておきます。
トマトは水分を補給してくれて、気持ちの安定と安眠効果。免疫力アップをよりいっそう狙うならブロッコリーを足してみるといいです。美味しいと思います。
●こちらの記事もオススメです。
●クラシルさんレシピ