くこの実は杏仁豆腐のお飾りだけではありませんよ。老化防止の食材!目もキラキラ美しくしてくれます。

こんにちは!薬膳師のチサです。
この記事ではくこの実をどう食べればいいか、食べたらどんないいことがあるのか、をご紹介しています。
真っ白な杏仁豆腐の真ん中にちょこんと赤い可愛らしい実。それが「くこの実」です。ちょっとした飾り?添え物のような扱いの「くこの実」ですが、老化防止や目や髪の毛も元気に美しくする働きがあります。
この記事のもくじ
くこの実の薬膳パワーとは?
くこの実は漢方薬にも使われていて、「枸杞子(クコシ)」と呼ばれています。漢方薬にも使われていると言うことは薬効効果もあると言うことですね。
くこの実は五臓のうち、肝・肺・腎の三つの臓器を元気にしてくれます。
★肝
血を貯蔵する場所です。
この貯蔵庫に貯められた血(ケツ)は昼間元気に活動したり、目が疲れたり乾かないように、頭痛やめまいが起こらないように、夜はぐっすりと安眠出来るように働いています。
元気の気を身体の隅々に届けたりしています。
★肺
食べ物や飲み物から脾が作り出した気と水をまんべんなく配る仕事をしています。(その”気”を動かしているのが肝です)キレイな空気を身体の中に取り入れて身体の中に溜まった汚れた空気を外に吐き出します。
お肌の調子の良し悪しに大きく関係する臓器です。水にも関係する臓器なので、肺が元気がない場合はむくみが出ることも。
★腎
生命エネルギーの鍵を握る臓器です。老化に関係があります。腎が弱ると骨がもろくなったり、髪のツヤがない、白髪が増える、足腰が弱る、耳鳴りや聞こえが悪くなるなどが起こります。
くこの実はこれらの症状改善に役立つ食材です。杏仁豆腐にちょこんと可愛らしく乗った「くこの実」ですがすごい存在ですよね。ちょっと見る目が変わりますね^^
どんな時に食べるといいの?
食べることを習慣に出来ると良いです。どんな時に食べる?と言うよりは毎日少しずつ5つほど食べれると良いです。毎日食べることで老化防止になります。
お茶に入れてふやかして柔らかくなったら食べる。野菜炒めに入れて食べる。私は目が疲れた時に菊花茶に入れて食べています。目の乾きにもとても良いですよ。緑茶が合うと思います。
くこの実は白目のところ、濁ってしまいがちなところの濁りを改善する働きがあります。
くこの実は美容を気にしている人だけでなく、やる気が出ない、疲れやすいという人にもオススメです。
おすすめレシピ
上記でもお話しましたが、レシピとしては緑茶に入れたり、お湯でふやかしたものをお肉やお浸しにトッピングしても美味しいのでオススメです。
豚肉も老化防止、アンチエイジングに良い食材です。乾燥したお肌に潤いを与えてくれます。ここにくこの実を足すことで、お肌も目もキラキラになりますね。
白菜と塩昆布の和え物にトッピング。白菜は水分たっぷりなのでこちらもお肌をしっとり・ぷるんに役立ちます。塩昆布のような海藻はアンチエイジングのカギを握る五臓の腎を元気にするのでくこの実と一緒に食べるとパワーアップします。
まとめ:くこの実は杏仁豆腐のお飾りだけではありませんよ。老化防止の食材!目もキラキラ美しくしてくれます。
- くこの実はアンチエイジング(老化防止)食材です。疲れ目・涙目などの目のトラブルや滋養強壮、耳鳴り、足腰の弱りの改善
- お茶でもお料理でも簡単に取り入れられる気軽な薬膳食材。
- 一日5つほどを目安に毎日食べると良いですよ。