薬膳で秋に食べると良い食材の一つ「青梗菜(チンゲンサイ)」新陳代謝もアップ!美肌もアップ!

今日の晩ご飯は何にしようかなぁ・・・・って。毎日のメニューを考えるのも大変ですよね。
そんな時は「今日の私の体調ってどんな感じ?」を目安にメニューを考えると良いです。
え?難しそう!って思ったかもしれませんが、「何を作ったら良いかわからん!思い浮かばない!邪魔臭い!」よりは自分の体調を基準に考えると意外と楽ですよ^^
ご飯を食べることって、単に満腹にするだけではありません、今日の疲れを癒し、明日の元気をチャージするために食べるというのもありますからね^^
で、今日のオススメ薬膳食材は「青梗菜(チンゲンサイ)」です。
この記事のもくじ
青梗菜(チンゲンサイ)の薬膳的いいところ。
青梗菜(チンゲンサイ)の五性は「平」です。これは「チンゲンサイを食べても身体を冷やし過ぎることもないし、温め過ぎることもないよ、ちょうどいい塩梅(アンバイ)ですよ」ということ。
青梗菜(チンゲンサイ)は血の巡りをよくしてくれるので身体が冷えるのを防いでくれますし、気持ちを落ち着けてくれます。穏やかに、ゆったり出来ますよ。
「じゃぁ、食べる意味あるの?」と思ったかもしれませんが、五性が「平」の場合は常食すれば滋養競争効果があるということなんです。
冷え性さんも暑がりさんもどんどん食べれます!
どんな時に青梗菜(チンゲンサイ)を食べると薬膳パワーをもらえるの?
青梗菜(チンゲンサイ)は五臓のうち、肝・脾・肺を元気にしてくれます。イライラするときや胃腸の調子を整えたい、ちょっと喉が乾燥してる、空咳が出る、風邪引きそう!?な時にオススメですね。
もう少し詳しく見ていきましょう。
● 肝
漢方ではストレスにとっても弱い臓器と考えられる肝。
そして身体の栄養となる血の貯蔵庫でもあります。
肝が元気だとちょっとしたストレスも跳ね返すことが出来るのでへっちゃらです。
イライラを防いで心を落ち着けて過ごすことができます。
● 脾
飲んだものや食べたものから生命エネルギーの気血水を作り出します。
ジャンキーな食事ではダメですよ。
自分の心と身体の健康を意識した食事から作られる気血水は美しく温かいです=健康に過ごせる。
脾が弱ると肌が下がります(脾は”内臓や組織の位置が本来あるべき場所から落ちないように、下がらないように維持する働きがある=昇提(ショウテイ)作用”があります)
● 肺
肺は美肌と密接な関係にあります。
漢方では、飲食から脾が作りだした水を身体の隅々に届ける役目が肺です。
この肺がうまく働かないとお肌が乾燥する、乾燥によっての便秘になるむくみの原因になったり、うまく汗がかけないということになります。
野菜一つにもたーっくさんの薬膳の効能があるんだね!
文鳥ちゃん
どんな風に食べたらいい?簡単レシピ☆
● 青梗菜(チンゲンサイ)のミルク煮
薬膳で牛乳(ミルク)というのは五臓全てを元気にして潤いを与えます。潤すというのはお肌を美しくプルンとしてくれますし、乾きを癒してくれます。
青梗菜(チンゲンサイ)も身体の余分な熱を取って潤いを与えてくれるのでお肌の乾燥が気になるなぁ、新陳代謝を上げて若々しく元気に過ごしたい!って時にもってこいです。
この二つが一緒になった最強ともいうべきメニューです。しかもお鍋一つでできるし、材料費もかからないよ。
- 青梗菜(チンゲンサイ)は2株、牛乳200ml、水大2、ベーコン(私はブロックが好き♡)好きな量、
鶏ガラスープの顆粒小1、片栗粉小2、塩コショウ少々
- 青梗菜(チンゲンサイ)は根元を切り落として土をよく洗います。そのあとはザクザク切る。
大きめに切ると美味しい。
- ベーコンは1cm幅に切ります。
- お鍋にサラダ油を熱してベーコンをジュウジュウと炒めます。ベーコンの香ばしい香りと美味しい脂を出す!
- そこに青梗菜(チンゲンサイ)を入れて軽く炒めて水を入れます。次に牛乳を入れて、ひと沸かし。牛乳に膜ができないように気をつけながら。
- 鶏ガラスープを入れて、またひと沸かし。火を止めて水で溶いた片栗粉を回し入れます。
- 塩コショウで味を整えたら出来上がり♪
めちゃくちゃ簡単で、トロリとしたスープが気持ちをホッとさせてくれます。
● 青梗菜(チンゲンサイ)と海老ときのこの炒め物
読んで字のごとく、青梗菜(チンゲンサイ)と海老ときのこをごま油で炒めます。海老は殻つきだと大変だから解凍したものでいいですよ。
- 青梗菜(チンゲンサイ)は2株、しめじや椎茸、エリンギなどお好きなだけ、海老100g(背ワタを取り、少しお酒をかけて臭みを取っておきましょう)、鶏ガラスープの顆粒大1/2
- フライパンにごま油大1を熱して(ニンニクや生姜を刻んで入れても美味しい)きのこ類、青梗菜(チンゲンサイ)を切ったもの、海老を入れて炒めます。
- 海老も色が変わって火が通り、青梗菜(チンゲンサイ)やきのこも柔らかくなってきたら鶏ガラスープを入れます。
- 塩コショウで味を整えて、お皿に。
ごま油は身体の内側から乾燥を防いでくれるので、これもお肌にいいですね。
きのこは元気の「気」を補充してくれるので、それによって、より血の巡りがよくなることが期待出来ます。
まとめ:薬膳で秋に食べると良い食材の一つ「青梗菜(チンゲンサイ)」新陳代謝もアップ!美肌もアップ!
- 青梗菜(チンゲンサイ)は身体を冷やすこともなく、温め過ぎることもない。定期的に食べることで滋養強壮になります。
- 五臓の肝・脾・肺を元気にするのでイライラや気持ちの落ち込みの改善、美肌効果が期待出来ます。
- 肺をいたわることで、むくみの改善や汗がうまくかけなくて身体の内側に熱がこもるといったしんどいさを改善してくれます。